オーストラリアリーグよりBリーグへ戻って来ることが決まった日本のエース、比江島慎(ひえじままこと)選手。
今回はBリーグでの所属先となる栃木ブレックスが行った会見の質疑応答を、全て文字起こししてみました!
目次
ブリスベン・ブレッツ退団
昨シーズン(2017-18)BリーグMVPに輝いた比江島選手ですが、今シーズンはオーストラリアリーグのブリスベン・ブレッツに所属していました。
しかし、英語でコミュニケーションを取れないことが要因で、ほとんど試合出場の機会を得られず、1月5日にブリスベン・ブレッツよりリリースとなりました。
比江島慎 Twitter
【2019年1月5日 13:58】
栃木ブレックス入団
ブリスベン・ブレッツ退団の発表から4日後、栃木ブレックスより比江島選手との契約合意が発表されました。
今シーズンが始まる直前にも栃木ブレックスとは契約合意をしていましたが、契約をする前にブリスベン・ブレッツへの加入が決まって渡豪していたので、実際に契約するのは今回が初めてですね。
栃木ブレックス Twitter
↑Twitterに載っているURLをクリックすると栃木ブレックスの公式ホームページへ
栃木ブレックス HP
↑7月に行った会見の内容は【こちらの記事】に載せてます☆
会見
契約合意を発表した5日後に会見が開かれ、栃木ブレックスのTwitterにて公開されました。
↓記者からの質問に答えた比江島選手の声をそのまま文字起こししています。
比江島慎より挨拶
比江島:わざわざ遠いところから足を運んで頂きありがとうございます。そしてこんな急な状況にも関わらず温かく迎えてくださったその栃木ブレックスに本当に感謝したいと思っています。まあその恩返しをするためにも、まあ本当に全身全霊でプレーして、まあ自分自身もチームとしてももっともっと伸びしろがあるって言う風にも感じていますし、栃木は何よりディフェンスのチームなので、そう言ったところを僕自身も学んで行ければ良いと思っていますし、まあ個人の成長もそうですけど何より栃木で優勝するためにここに来たので、それに貢献できるようにしっかりプレーして行きたいと思っています。
質疑応答
記者①:オーストラリアで得たものは?それを栃木にどう還元するのか?
比江島:プレー面ではやっぱりなかなか日本では体験できない高さだったりフィジカルだったり、そう言った部分がオーストラリアでは体験できたので、そう言ったところは、まあある程度成長できたと言いますか、まあドライブの質だったりシュートセレクションだったりそう言ったところをしっかり見極めながらやんないと向こうでは通用しないって言うのも分かりましたし、そう言ったところは確実に成長できてると思っていますし、何よりやっぱりコミュニケーションが本当に大事なスポーツだなと言うのは改めて感じたので、そう言ったところは日本でもできると思いますし、まあ自分の性格上そんなにリーダーシップを取れる性格ではないんですけれども、そう言ったところも栃木でやって行ければ良いなと思います。
記者②:ブレックスの今の印象は?
比江島:そうですね…なかなかオーストラリアにいるときはブレックスの状況はそこまで見れてなかったんですけど、でもやっぱりもう帯同して数日経ったんですけど、本当に完成されたチームと言いますか、しっかりディフェンスでリズムを作って、オフェンスで全員でボールを動かしてって、本当に素晴らしいバスケをしていますし、ん~…でもまだまだ本当に伸びしろはあるって言うのも感じましたし、ん~まあ本当にケガ人だったりそう言った選手が多いので、その分僕はあの~向こうではそんな出てなかったので(笑)、そこら辺の余裕はあるので、最初から飛ばしてみんなの手助けをしていけたらと思っています。
記者②:比江島選手のどう言う部分を強みにしたい?
比江島:ん~…まあそうですね、チームプレーの中でもやっぱり自分の持ち味って言うのを出さなければいけないと思ってますし、その為にブレックスも僕を取ってくれたと思うので、やっぱりドライブからアシスト…まあ本当に素晴らしいシューターが揃ってるので、まあアシストだったり、もっともっとオフェンスの部分では楽に点を取ることが出来るのではないかなと思ってるので、もちろんディフェンスもそうですけど、まあもっともっと質が上がるようなプレーを、チームとして質が上がるプレーをやって行きたいと思っています。
記者③:オーストラリアへ行って自分が想像していた以上に言葉の壁を感じたか?ブレックスでライアン・ロシター選手ジェフ・ギブス選手とよりもっと英語でコミュニケーション取りたいと思ったか?
比江島:もちろんそうですね、あの~もちろん自分が準備をもっともっとして行けば良かったなとは思ったんですけど、想像していた以上に言葉の壁ってのはすごく大きくて、やっぱりみんなの共通言語は英語で、まあん~試合中でもすごいコミュニケーション取ったりその中でやっぱりどうしても速い…速いと言いますか、そう言ったところも難しい部分もあったんですけど、でも、ん~そうですね、まあライアンだったりジェフだったり、そう言った選手ともっともっとコミュニケーション取る為にも日本でももっともっと勉強しなきゃいけないと思ってますし、コミュニケーションをしっかり取って行きたいなと言うのは思いました。そこは日本でもできると思うので、継続してやって行きたいと思います。
記者④:チームにすぐ馴染めそうだなと言う感覚はありますか?
比江島:いやもう本当にチームの雰囲気って言うのが素晴らしくて、本当に全員が全員仲が良くて尊敬し合ってるので、まあ大学の先輩だったり後輩だったり、高校の先輩だったり元チームメイトだったりって言うのが本当に多いので、そこら辺は本当に心配もしていないですし、本当に帯同して数日経ちましたけど早く馴染めそうだなって言うのは感じています。
記者④:ブレックスのディフェンス等を学べることで代表活動にも生かせそうと言う考えはあるか?
比江島:もちろんそうですね、やっぱり日本でプレーするのであればやっぱり栃木でプレーして、まあディフェンスに関してはもっともっと伸びしろが自分でもあるって言うのを感じてますし、そこはやっぱり代表で活躍するためにも必要って分かってるので、そう言ったところをしっかり学んで行って、まあ来年ワールドカップがありますし、本当に時間がないので、そう言ったところもしっかりやって行きたいなとは思っています。はい。
記者⑤:日本へ戻って来る際にブレックスで相談した選手は?
比江島:あ~そうですね、向こうのチームからリリースされるってなった時点で、まあ田臥さんには連絡を取ってしっかり報告を自分からはしました。あとはまあ公輔さんだったり鵤選手だったり、そう言った選手から連絡を貰ったり。そう言ったところの情報を共有しながら早く馴染めるようにみんなも気を使ってくれてやってました。
記者⑤:田臥勇太選手からはどのような話?
比江島:いやもう本当にポジティブなことしか言わなかったですし、まあ本当に比江島とプレーするのが楽しみとも言ってくれたので…まあそうですね、自分も早く栃木でプレーしたいって気持ちにもなりましたし、まあ自分自身も本当に楽しみにしているので早く田臥さんも復帰して貰って自分も早くプレーして、栃木のためにプレーしたいと思っています。はい。
記者⑥:「個人」と「栃木ブレックス」の目標は?
比江島:まあ本当、栃木…そのチームとしてはやっぱり自分も昨日試合会場で悔しい負け方をして(比江島選手も天皇杯決勝へ帯同し観戦)、本当にチームとしても個人としてもまたリーグでリベンジするってのは第一条件だと思いますし、もちろんチャンピオンになるってことがチームとしては一番の目標になると思ってます。まあ個人としては、う~ん…そんなに具体的な数字だったり目標ってのは無いんですけど、何より本当にチームが優勝できれば良いとは思っているので、本当にここでプレーすることによって自分が成長するって言うのが感じてるので、まあ具体的な目標だったりってのは今のところはまだないですね。でも本当に優勝する為には今まで以上の自分のプレーってのは必要になって来ると思うので、そう言ったところは自分にプレッシャー掛けながらやって行きたいと思っています。
記者⑦:退団が決まった時の気持ちは?オーストラリアでサッカーの本田圭佑さんと会ったのはどう言った経緯で?心に残ったことは?
比江島:Bリーグから挑戦と言うことで、いろんな方が応援してくださったと思うんですけど、その期待に応えられなかったって言うのは本当に申し訳ないと思ってますし、一応アジア枠では行ったんですけど、まあ助っ人外国人と言う立場で行ったと思うんですけど、そこで結果を残せなかったと言うのは、まああのリリースされるって言うのは当然のことだと思ってますし、やっぱり悔しい思いはもちろんあります。それでもまだまだワールドカップもありますし、世界で通用するってところを証明する場はあるので、そこに向かって切り替えてやろうって言うのは今は思えてるので、そこはしっかり前向きにやっていこうと思ってます。
比江島慎 Twitter
【2018年12月14日 22:53】
本田圭佑 Twitter
【2018年12月16日 18:46】
比江島:本田選手とは本当に…あの~僕たまたま知人の方が面識があるってことで、そこで繋がって会ってくださることになったんですけど、まあ本当自分と性格が真逆と言いますか、僕は基本ネガティブで本田選手はすごいポジティブなので、まあ1時間ぐらい話したんですけど、ん~何だろうな、ほぼほぼ僕の質問攻めで、どうやったらポジティブになれるのかとか(笑)、どうやったら海外生活に慣れるのかとか、まあそう言ったところをアドバイスもらいました。まあやっぱり一番心に響いたのは、なんだろうな…何事も楽しむことが大事って言うのは言ってましたね。他のところはプライベートなとこなので言えないですけど、やっぱり苦しいときだったり辛いときも僕は本当に多かったので、まあ本当に楽しむ時期を忘れたときもあったんですけど、そこでまた海外に来た理由だったり海外でプレーする楽しさってのを思い出してやってたんですけど、でも本当にオーストラリアに行くことによって素晴らしい出会いもありましたし、まあそう言ったところはオーストラリアに行って後悔はしてないですし、むしろ今後人生プラスに絶対働くと思ってるので、本田選手にも本当に感謝したいと思っています。はい。
記者⑧:栃木は現在25勝6敗。今ネガティブなこと、不安なことは無いか?
比江島:いや、正直無いことは無いですね。自分が入ることによって崩してしまうんじゃないかとか、あの~オフェンスの部分では貢献できるとは思うんですけど、ディフェンスの部分のシステムだったりそう言ったところは結構覚えなきゃいけないことも多いと思うので、不安は無いことは無いんですけど、でもまあプレーできる喜びだったりその楽しみだったりってのはそっちの方が大きいので、まあそう言った部分はあるんですけど、早くプレーしたいって気持ちが強いので…まあ本当に早くプレーしたいです(笑)はい。
記者⑧:初めての海外挑戦で気持ちの変化、性格的な変化はあったか?
比江島:ん~なんだろうな…多少はあるとは思うんですけど、まあそう言ったところも海外に行って変えなきゃいけない、もう一人の自分を作らなきゃいけないじゃないですけど、まあ良い意味でも悪い意味でももっと海外では自分を主張しなければならなかったなと思ってるので、そう言ったところも今後の為にも、もっともっと自分からリーダーシップだったり、そう言ったところをやって行かなきゃいけないと思ったので、ん~まあ今後はやって行きたいなと思います。
ーーー
以上で約20分間の会見は終わりです!
いろいろな思いはありますが、純粋にまたBリーグで比江島選手のプレーが観られることは最高に嬉しいです♡
スムーズにBリーグの登録が進めば、会見の2日後に行われる千葉ジェッツ戦から出場できるみたいなので、わくわく楽しみにしたいと思いまーす♪
※関連記事:【比江島慎♡海外移籍 発表会見】